堀越信司(ほりこしただし)東京パラリンピックマラソンランナーどんなひと?
2021年9月5日に新国立競技場をスタート・ゴールで行われる予定のパラリンピックマラソン。
堀越信司(ほりこしただし)さんは、2019年4月に行われたロンドンマラソンでいち早く内定をゲットしました。
9回目のフルマラソンでした。
そんな堀越信司さんは、どんなひとなんでしょう。
どのように考え感じてマラソンを走っているのか、ご紹介します。
堀越信司(ほりこしただし)さんプロフィール
◇生年月日:1988年7月19日(2020年3月現在31歳)
◇身長:169cm
◇体重:57㎏
◇所属:NTT西日本
◇NTTマーケティングアクト 光サービス事業推進部 CRM推進部門 企画戦略担当
★2019年4月28日、ロンドンマラソンにて自己記録更新で三位!
それまでの自己記録(2時間27分42)を約2分更新する2時間25分56は、アジア記録を塗り替える好タイムでした。
優勝はモロッコのエルアミン(リオパラリンピック金メダリスト)のタイムは2時間21分23の世界新記録。
中央の方です。
リオオリンピックで銀メダルのアルベルト(スペイン)に6秒差まで迫ったそうです。
左側の方ですね。
堀越信司さんの目の病気はどんな?マラソンを始めたきっかけは?
先天性の網膜芽細胞腫という病気で、右眼には義眼を入れていて、左眼の視力も0.03ほど。
★陸上競技を始めたのは中学生になってからというが、きっかけは??
「水泳からの逃避」と「オリンピック」にあった。
◇水泳は親にやらされているような感覚が嫌だった。
◇走ることは小さい頃から好きで、小学校の校内マラソン大会などでは、普段から、運動が得意な子よりも速く走っていました。
そんな折、シドニーオリンピックの陸上競技をテレビで観たときに、すごい盛り上がりのなかで、100m金メダルのモーリス・グリーンが疾走する姿に「カッコいいな」と思った。
◇小学校を卒業して、筑波大学附属盲学校(現・筑波大学附属視覚特別支援学校)に進学すると、運動部が水泳、陸上競技、サウンドテーブルテニスの3つがあった。
➡これは陸上に決まり!
◇大学1年の時にパラリンピック出場を意識する。(1500m)
◇2008年の北京パラリンピックの出場を決めた。
初めて立ったパラリンピックの舞台では、極度のプレッシャーに襲われ1500mでは、全然歯が立たなく予選落ち。
➡本物”を肌で感じら、これにより練習により一層精を出す
★堀越さん大学での研究は何だった??
障がい者スポーツを観てもらったり、体験してもらったりすることで、障がいからくるネガティブなイメージをポジティブなものに変えていくことができるんじゃないかという研究。
➡それを、ソーシャルロール・バロリゼーション(価値のある社会的な役割を獲得すること)」という。
先生よりアドバイスは
研究を通して社会を変えていくのか、競技者として社会を変えていくのか。
方法は違っても行き着く先は一緒。
競技をやめた時に、大学院に戻ろうと思えば戻れるけれど、逆はないかもしれない。
だったら、今は、自分が実践者になる道を選んだほうがいいんじゃないか。
➡NTT西日本の加入を決心。
名アスリートの影には、いつもすばらしい指導者さんがついていますね~。
「障がいからくるネガティブなイメージをポジティブなものに変えていくこと」
これができるといいですね。
パラリンピックの目標ですよね。
将来、垣根が無くなるという願いもありますよね。
★2014年冬の防府読売マラソンが初マラソン。
35kmからは、吐きながら走って、歩いてを繰り返して、何とかゴール。
そのとき、やめずに走りきったことが、今もプラスになっている。
★東京パラリンピックではリオの雪辱を果たしたい
・リオオリンピックでは涙の4位だった(28歳)
スタミナ、経験…。敗因を挙げればきりがない。悔しい。
東京大会も当然出るつもりだ。
あと4年しかないけど、やるしかない。
あれから5年経ちました。
東京2020パラリンピックで夢は叶えられるのか。
2021年9月5日追記:
おめでとう!銅メダル!!
やった~~~!!